― 表面的な議論から抜け出す勇気が、組織を動かす ―
「会議では意見が出ない」
「誰も反対しないのに、実行されない」
「言っても変わらないと諦めている雰囲気がある」
こうした状態に陥っている会議は少なくありません。
発言はあっても建前ばかり、決定しても行動に移らない。
その原因の多くは、“本音が出ない場”になってしまっていることにあります。
しかし逆に、本音が出る会議がある組織は、変化のスピードと質が圧倒的に高い。
なぜなら、本音には本質があり、本音が出た瞬間こそが「本当の議論のスタート」だからです。
なぜ本音が出る会議が重要なのか?
1. 【課題の本質にたどり着ける】
表面的な報告や綺麗事ばかりの会議では、
- 誰もが分かっている問題を“触れないまま”進める
- 問題の根本にアプローチできない
- 結局何も変わらない
という状況が続きます。
一方で、「実はこんなことが問題だと思っています」という本音が出ることで、議論は一気に核心に向かいます。
2. 【現場のリアルな情報が経営判断に活かされる】
現場の“肌感覚”は、数字や資料には表れません。
- 顧客が何に困っているのか
- メンバーが何に不満を感じているのか
- 新施策に対して本当はどう思っているのか
こうした情報こそが、変化へのヒントです。
本音が出る会議は、経営にとっての“リアルセンサー”となるのです。
3. 【言いにくいことが言える空気が、信頼を生む】
本音を言える場があるということは、
- 「否定されない」「受け止めてもらえる」
- 「たとえ反対意見でも大丈夫」
という心理的安全性が担保されている証拠。
これは組織の信頼貯金を増やす源になります。
本音が出ない会議の特徴
- 空気を読む発言ばかりで、意見が似通っている
- 発言の大半が報告と確認で終わる
- 「何を言ってもムダ」と感じている
- 一部の人しか話さず、沈黙が支配する
- 会議後に「会議では言えなかったけどさ…」が出てくる
このような会議では、「決まる」けれど「変わらない」状態が続きます。
本音が出る会議をつくるための5つの仕掛け
1. 【最初に“言ってもいい空気”を明示する】
- 「今日は率直な意見が聞きたい」
- 「異なる視点を歓迎します」
- 「正解よりも本音を大事にしたい」
この“言葉の許可”が、参加者の心のハードルを下げる最初の一歩です。
2. 【“最初の一言”をリーダーが本音で話す】
- 「正直に言うと、私もまだ迷っている部分があります」
- 「現場からどう見えているか、率直な声を聞かせてほしい」
リーダーが自分の弱さや未完成さを出すことで、「ここでは本音を出していいんだ」という合図になります。
3. 【「何が問題か?」ではなく「何に違和感があるか?」を問う】
- 明確な指摘よりも、「なんとなく引っかかる」感覚を共有する方が、
“見えにくい本質”が浮かびやすくなります。
例:
- 「なんか進んでいない気がするけど、なぜだと思いますか?」
- 「この案に、引っかかるところはありますか?」
4. 【否定せず、まず“受け止める”】
- 「なるほど、そう感じたんですね」
- 「その視点はなかったです」
- 「他にもそう思っている人はいますか?」
本音は、否定されると二度と出てこなくなります。
まず受け止め、広げる姿勢が何よりも重要です。
5. 【会議後に“出た本音”を活かす】
- 具体的なアクションに落とし込む
- フォローアップや共有をする
- 「あの時の意見が活きました」と示す
これにより、「言ったことが組織に影響を与えた」という実感が生まれ、次の本音が出やすくなります。
“本音が出る会議”のある組織が得るメリット
- 問題の早期発見と予防ができる
- 多様な意見から質の高い意思決定ができる
- 現場の納得感が高く、行動が伴いやすい
- 課題への当事者意識が高まる
- 組織に対する信頼と期待が育つ
つまり、“変化を起こす力”が自然に組織に備わるのです。
結論:“本音”が動くから、組織が動く
あなたの組織では:
- 会議で本音が交わされていますか?
- 言いにくいことを言える“許可”がありますか?
- 参加者全員が「話してよかった」と感じられていますか?
本音を語れる組織は、変化に強く、関係が深く、動きが早い。
本音の出発点に、変化の可能性が詰まっています。
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MHアドバイザリー株式会社
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