はじめに 医療機関の多くは「目標」を掲げています。しかし、その目標が院長だけの頭の中にあり、スタッフには具体的に伝わっていないケースが少なくありません。たとえスローガンや理念を掲示していても、日常業務に落とし込まれていな…
【生産性向上100の考え方】#9「経営情報のオープン化と全員参加の意思決定」
はじめに 従来の医療機関経営は「院長だけが経営情報を握り、スタッフは診療業務に専念する」という構造が一般的でした。もちろん、最終的な意思決定は院長の責任に帰します。しかし、情報が院長に集中しすぎると、スタッフが経営の全体…
【生産性向上100の考え方】#8「数値で話す経営会議のすすめ」
はじめに 多くの医療機関では「経営会議」という名の集まりが形だけ存在している場合があります。実態は「忙しかった」「患者さんが多かった」「最近スタッフの雰囲気が良くない」といった感覚的な会話に終始し、結論があいまいなまま会…
【生産性向上100の考え方】#7「『忙しい』からの脱却 ~本当に必要な仕事とは?~」
はじめに 多くの医療機関で院長やスタッフが口にする言葉があります。それが「忙しい」です。外来が混雑し、電話が鳴り止まず、検査や処置が立て込み、残業が続く――確かに日々の現場は慌ただしいものです。しかし、「忙しい」という状…
【生産性向上100の考え方】#6「院長の時間価値を見直す ~診療だけが仕事ではない~」
はじめに 多くのクリニック院長は、「自分が一番働かなければならない」「診療に立ち続けなければならない」と考えています。もちろん、院長が診療の中心を担うことは不可欠ですが、経営という観点から見れば「診療=院長の唯一の仕事」…
【生産性向上100の考え方】#5「院内に改善の習慣をつくる ~“挑戦できる職場”に~」
はじめに 医療機関の現場では「改善の必要性」は常に認識されています。しかし実際には、日々の診療や雑務に追われ、「わかってはいるけれど実行に移せない」という状態が多く見られます。 その背景にあるのは「改善を特別な取り組み」…
【生産性向上100の考え方】#4「可視化と継続改善 ~成果・問題を“見える化”する~」
はじめに 医療機関における改善活動が続かない大きな理由のひとつは、「成果が見えにくいこと」にあります。忙しい現場では日々の業務に追われ、「何が良くなったのか」「どの問題が解決されたのか」が実感できなければ、スタッフのモチ…
【生産性向上100の考え方】#3「組織文化の刷新 ~小さな改善を称賛する風土へ~」
はじめに 医療機関の経営において、「文化」は目に見えないが非常に大きな影響を及ぼす要素です。診療プロセスやスタッフマネジメントの仕組みを整備しても、根底にある組織文化が変わらなければ定着は難しく、改善の取り組みは一過性で…
【生産性向上100の考え方】#2「生産性の再定義 ~時間ではなく成果で評価する~」
はじめに 医療機関において「生産性」という言葉は、時に誤解を伴います。一般企業では「時間当たりの生産量」「労働者1人当たりの売上」など、数字で明確に表現されることが多いのに対し、医療機関では「忙しさ=生産性」と捉えてしま…
【生産性向上100の考え方】#1「経営者視点の転換 ~感覚から数値へ、院長の旗振り役化~」
はじめに 多くの医療機関に共通する課題の一つは、「経営を感覚的に捉えている」という点です。診療行為そのものには科学的な根拠やデータが必須である一方、経営の領域では「忙しいから」「患者が増えているから」「なんとなく利益は出…